先生も生徒も完璧ではない。
先生が教え忘れたことを教えたと勘違いして、生徒の不出来を叱りつける。
生徒は完璧になれない自己否定から、先生を絶対視する。
そして生徒は個々の気づきや良心を犠牲にする。
先生はそんな生徒を頼りなく感じ、さらに完璧になろうと慢心になる。
はじめからまちがっている、人は完璧ではない。
それは無理なことばかり実現しようとしている。
そこにお互いの嘘と誤魔化しが増え続け、かつ自分は完璧なはずとお互い嘘に盲目となって自分を騙し合う。
不出来な生徒などいない、先生の慢心に生徒という奴隷が服従しきれないだけ。
実現できない無理なことをしていれば、いつか崩れる。
そしてそれをお互いのせいにするのか?
そうではなく、各自が自分を内省するしかない。
だからこそ素直に謙虚に学び成長し、良心で判別し、人生から気づきを得る命を与えられている。
その有り難さと感謝から来る内なる平安に、自己否定も慢心もない。
ほんとうの自信がそこにある。