愛に利害も取引もない。
愛はただ無条件に与えるのみ。
そこに条件があれば、即座に愛ではなくなる。
つまり愛ではなくなる動きに気づいてゆけるような静けさを保つ方法は、愛で生きることのみ。
あえて無理に与えようとすれば、そこには期待する交換の条件が生まれる。
自然の泉や花が、その存在として当然であるかのように無心で湧き立ち咲き誇り香りを放つように、常に自分自身の当たり前の良心を核として生きること。
そこからは香りが立つ。
蜜蜂は断っても寄ってきて、花粉を身につけて授粉を手伝うことになる。
自然が完璧な循環を成り立たせる。
それは交換ではない。