集団にほ集団としての性質しかない。
個人の性質はない。
集団を見て個人の性質を判断してはいけない。
また、集団の性質を自分の性質と思ってもいけない。
国、地域、仕事、家族など。
集団の中でも疑念や反目は普通にある。
お互いの個人の性質を忘れることは、内省や思いやりや良心を忘れることになる。
集団の性質に良心はない。
集団の性質とは、そこにいる個人が共通して覚えていること、忘れていること、その集まりにすぎない。
どんなに偉大な集団であっても、それを取りまとめる長がとんなに偉大でたっても、自分個人の良心に反するなら、それらを蹴ってゆかなければならない。
それを忘れさせようという集団や、その長が、いかに美辞麗句を口にしても、いかに正しく力を誇示しても、その結果が良心に繋がらないのであれば、すべてごまかし。
でなければ小さな家族はおろか、自分自身さえ守ることはできない。
それができないことは、そこまでの命を紡いだ先祖ひいては人類の奇跡を守れないのと同じこと。
そこにはなにも価値はない。