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この世界はあまりに美しく、失うのが心底、恐ろしくなる。

この世界はあまりに美しく、失うのが心底、恐ろしくなる。
あまりに美しく、どんな悪にも良い面を信じようとする。
やがてそんな悪に手を染めて、騙されきる。
そんな自分を心配する隣人を変えようとする。
変えられなくても憎みはしないが、憎めと教われれば憎むようになる。
何故か。
美しさを失うのが怖すぎて、美しさを変化なき永遠を求めて、世界に強要させようとしはじめた。
だがその美しさは、変化の上に生まれた奇跡。
有限であることは条件である。
太古の昔にもそんな美しさに心打たれたものがいたように、今のあなたもそこにいる。
だからその美しさが有限で変化しても、恐れることはない。
その美しさがいつかまた新たな変化の上に生まれるためには、そんなあなたのゆるぎない良心が必要なのだ。
過去の美しさはたしかに忘れがたい。
でも、だからこそ、それらの上にある今ここの、常に目の前にある美しさを忘れてはならない。
それを大切にしなければ、それら美しさはすべて無駄になる。
そして新たな美しさもなくなるだろう。
今からでも遅くない、そのように生きよう。

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