見知らぬ子供や老人の悲報を聞くと、胸が痛む。
他人だというのに。
ほかにも、この耳にも届かない悲報が、星の数ほどあるに違いない。
となると、他人であろうとなかろうと、たとえ耳にすら届かないとしても、祈らずにはいられない。
そして、良い世界になるよう、頑張りたい。
そう思える。
幸せな人たちの陰で、悲しみにくれる人たちがいる。
救われないだろうか、しかしたいへん難しいことである。
自分にできることはなんであろうか。
せめて、善くあろう。努力したい。
至らない点という曇りを晴らして、青空のようになりたい。
人の頭上に曇りをもたらして、陰りを生むようなことにならないよう、優しくありたい。
誰にでも愛を持って接する人でありたい。
人のことを寸分でも悪く思ってはならない。
その人は自分のことがわからなくて、探したくて、今の役割を精一杯、頑張っている。
その悲しみがわからなくて、愛せない。
誰しも悲しみを抱えている。
それを忘れてはならない。
全ての人を家族のように愛せるだろうか?
そうでありたい。