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自覚していることは解決に向かって働くことができる。

自覚していることは解決に向かって働くことができる。
自覚がなければ欠けている。
欠けたものを含まない要素だけで組み立てた完璧な論理は、欠けたものを見えなくする。
それは良心に痛みを感じさせる。
完璧な論理を第一優先とする場を取り繕えば、その痛みを間違いだと説き伏せてしまう。
だから自覚がない者は完璧な論理を好む。
その論理に反すれば、それは自我の産物だと言う。
本当に論理を愛する者なら、論理には常にこうした見落としがあると考える。
そしてそれを見つけるためにこそ論理を使う。

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