万人には無理な役割を、誰かがかわりに果たす。 万人には無理だからといって、間違いでもないし、無用でもない。 敬いを忘れないこと。

必ず心は変化する。少年の心は、成長するか、雲隠れするか。さあどちらを歩ませたいか。

1000を産む者が1にとらわれたら1000を産めない、だからその1を担う者と協力する。 みんなで産んでいる、みんなで分かち合う。 自分一人で生きられる者はいない。 一人を主張したり目指す者は、感謝を知らない。

やらされているから、教わっているから、でもそれが教育であり行き先を思いやる愛でもある。

成功や力は重要ではない。もし重要だとして、それがなんだというのか。

成功自慢は富を集めるための宣伝以外にはない。他に何があり、正当性や必然性があるのか。 成功例を見せて成功例をさせたいからというなら、そこに責任がともなうが、責任を取ることはできない。 また、本来は成功とは人それぞれであり、自慢の比較で見せるものではない。

過ちを認めない者からは、みな去って行き、誰も進言はしない。 さすがにそこまでの人生の無駄遣いは、誰もしない。 一人で勝ち誇る者が残っているその場所は、公園の砂場を占有したがる狂人の汚れに満ちた、小さな縄張りようなもの。

真実から逃げることに人を巻き込む者が、人を幸せにすることは決して無い。 それどころか子々孫々にも祟る。

人からのみ学べるというのは間違い。 なぜなら自分自身という人がそこに欠けている。 一人からのみ学べというのも間違い。 多くの人から学ぶことで、二つの重要な共通項が見える。 一つ、どの道であっても変わらない真実。 二つ、どの道であっても変わらない間違い。

一人で全てを解決はできない、助けが必要、では誰が助けになるのか。

他者への情けは時として、その者が課題から逃れる道を与え、不要に肩代わりする者を生み出す。

どれだけ成長して力を得ても、人は未熟で非力。 自慢にはならない、いまだ見ぬ未熟と非力を知り、成長の機会として感謝して、乗り越えるべし。 そして命はいつでもその核にある。 自立して誇りを持って生きるとは、命あることそのものに誇りを持って生きること。

挑戦した失敗者を責め、意図せぬ降った幸運として失敗者から欲しいものを奪う。 失敗を許さず、失敗から逃げ、夢は叶えたい。 その姿勢が子々孫々受け継がれることが、生きる力を奪い続ける。 多くの不幸を生み出し、恨まれる。 それが子々孫々にどのような影響を与えるか。 そう想ったら、できないこと。 失敗を否定し、成長を否定し、前に進むことを断固として拒否する道なのだから。

夢と現実のどちらを愛するか、現実に偽りはないが、夢は偽りを含むことがある。 その現実は、誰かが夢見た偽りのない人生であることもある。 誰かが夢見た偽りのために、現実が不幸になることもある。

間違ってはいないが、見えていない部分があり、不十分。